とうほく健康旅猫日記

とうほくの日帰り旅、猫や自然、野菜の観察日記です。

ヒポクラテスの木1

お仕事で仙台へ。
お昼食べる時間が無さそうなので、奮発してしまいました!!

これ。
大館駅前で出来たてのやつを食べてからたまに無性に食べたくなる。
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交通費いただけるようなので、新幹線。田沢湖駅に鎮座する龍(辰子姫伝説)を片目にf:id:radicat:20190308212736j:plain

田沢湖駅から雫石駅までの景色、好きだなあと。ちなみにわたしのPHSはこの区間、電波入りません!!!
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今日のお仕事は、東北の被災地に関する打ち合わせでした。おもに保健学の先生、政治学の先生と進めており、「なぜ同じような状況やリスクがあるのに、ある個人や集団は、にもかかわらず、健康を維持できているのか」について。公衆衛生的視点も強く、社会的包摂の定義づけをめぐる議論は、政治学の先生や保健学の先生らが非常にするどく。

議論も、悪い議論(自説の押し付け合いや他人の完全否定や延々と自分の意見しかいわない)は、時間の無駄だし、つまらないものです。

みんなでより良い研究をするためにする議論は、知的な楽しさと幸福感を与えてくれます。

あと、なんだか、なぜ特定個人や集団がリスクに抗して健康を維持できるのかという視点は、ポジティブで好き。不健康は自己責任みたいな視点は、大事だが、たまにツライ。

仙台のこの場所、以前は、時折来てましたが、こんな面白い木あったっけ?
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ボンボリみたいなやつがぶら下がっています。

今まで最低でも20回は、この木の下を通っていたのに気づかなかったなあ。なんだろう?と疑問視していたら、

ありました!!!
説明が!!!
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古代ギリシャの医師ヒポクラテスがこの木の下で後輩に講義をしたという言い伝えがあるらしい。それにちなんで卒業生の先生が贈答した木だとか。ギリシャから持ち帰られた株が、日本のいろんな大学の医学部や日本医師会や病院に植えられているそうな。

へー。
ヒポクラテスの木を探す旅も楽しそうですね。ボンボリみたいなやつかわいいし。

よく通った道に、まさかこんな由緒ある木があったとは……、と思いながら、会議に向かうと、またもや、あれこんな池ありましたっけ?な池。

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何回も来たのになんで気づかなかったのだろう、と。

花も咲き始めている。美しい。
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なんだか、よく来てたのに、ずいぶん灯台下暗しだったのね。

というか、人間が関与して作られたり植えられたりした何かがそこにあるのには、ちゃんと理由があったり思いがあったりするのですね。

わたしも、やや「部外者」として仙台に関わるようになったからこそ、ヒポクラテスの木に気づくこともできたのでしょう。

春が近い。

研究メンバーのバースデーで、なんと、ケーキサプライズが。ハッピーな旅でした。

この研究から得た経験を秋田での研究や実践にも活かします。